●不老不死温泉
真夜中のことだった。夜空を厚く覆っていた雲が突然、割れた。この雲は、昼間から、時折激しい雨を降らせながらいっかな動こうとはせず、夜になっても、頭上に重く澱んでいたものだ。それが、流されたのでもなく、切れたのでもなく、まるで鉈で打ち込まれたように突然に割れたのだ。その隙間から、あまたの星の輝きが現れ、そして半舷の月が顔を覗かせると青白い光の円柱が顕現した。スポットライトのように黒い海を照らし出し打ち寄せる波涛をまるで魚の鱗のように白く煌かせる。周囲は、ほのかに青く闇から浮かび上がり夜の暗さに慣れた目には、まるで照明がついたように海の大パノラマが眼前に広がった。波打ち際の露天風呂に浸かりながら夜の晴れ間を見物する。津軽の海は、冷たく静かでそして、荘厳。湯と人、海も夜は眠らない。
・住所 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
・アクセス 東北自動車道浪岡ICから車で約2時間
●奥薬研温泉(カッパの湯)
雨が朝から降り続いていた。時には、大粒の水滴となり時には細い霖雨となる。それに合わせてどんよりとした下北を覆う灰色の雲も、濃くなり薄くなった。さすがに、昼間に近づくと空は明るくなったが、それでも雨が止むことはない。平日の昼間。それも、終日雨の天気予報だ。そんな日に、本州の北の端の山でひっそりと湯煙を上げる露天風呂に人がいるとは誰も思わないであろう。しかし、いたのである。それも、3人。プールのような石造りの湯船の湧き上がる湯気の中で、それぞれが気持ちよさそうに雨に打たれながら身を沈めていた。お互い言葉を交わすことも無く静かに濡れそぼった新緑の景色を眺めている。やがて、最初の3人は去っていった。しかし、程なく次の入湯者が傘も差さずにやってくる。雨に濡れながら湯に浸かる。それも、また一興らしい。
・住所 青森県下北郡大畑町大字大畑字赤滝岩
・アクセス 東北自動車道青森ICから国道4号を野辺地へ。国道279号に入り、むつ市を経て大畑バイパスから標識に従って左折。ICから約140キロ
●大鰐温泉
慶安2(1649)年に津軽3代藩主が湯治に訪れたとの史実も残されている、由緒ある温泉地。街には風情のある素朴な共同浴場が9つあり、地元の人とのふれあいも楽しい。
・住所 青森県南津軽郡大鰐町大鰐
・アクセス JR奥羽本線大鰐温泉駅から徒歩10分
●谷地温泉
ミズバショウの群生地である谷地湿原の近くに湧く、400年の歴史を刻む名湯。湯はぬるめの無色透明のものと、白濁した高温の2種類があり、皮膚病に効くといわれている。
・住所 青森県十和田市八甲田山中谷地温泉
・アクセス JR東北本線青森駅からJRバス十和田湖行きで1時間30分、谷地温泉下車、徒歩5分
●古牧温泉
JR東北本線三沢駅に隣接した敷地面積22万坪の広大な温泉地で、広さ1200坪を誇る日本一の大岩風呂が名物になっている。敷地内は渋沢公園として整備され、4つのホテルが建つ。
・住所 青森県三沢市古間木山56
・アクセス JR東北本線三沢駅から徒歩5分
●鯵ヶ沢高原温泉
岩木山の美しい自然に抱かれた緑の高原に湧くいで湯。近くにゴルフ場やテニスコート、スキー場などがあり、季節を問わず様々スポーツを楽しめるエリアとして人気が高い。
・住所 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町鯵ヶ沢高原
・アクセス JR五能線鯵ヶ沢駅からタクシーで20分
●恐山温泉
静かにたたずむ素朴な湯小屋が点在。霊泉が湧き出る「薬師の湯」「冷抜の湯」「古滝の湯」「花染の湯」は異なる効能を持つ。身を浸せば、じっくりと薬湯がしみ渡っていく。
・住所 青森県むつ市田名部宇曽利山
・アクセス JR大湊線下北駅から下北交通バス恐山行きで約40分、終点下車すぐ
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2007年08月11日
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恐山温泉に関するリポート
Excerpt: ジェアグゥィチエルモジン......なぜか、アイルランド語。前々からずっと気にな...
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